- 何かを取り戻したかった
実は去年の秋ごろ本気で会社を辞めようと思っていた。詳しくは伏せておきますが理由は人間関係。ある日本当にどうでもよくなった。
そんな去年の秋ごろずーっと見てたのがトラックYoutuberさんの動画。仕事しながら旅をする。自分の好きなものもドライブと旅。現実はそんな甘くはないだろうけど、細かい上司からの追及とかない世界に行きたかった。
辞めたいと思っても自分には何か役に立つ資格がない…そうだ、大型の免許を取ろう。どうせなら後から切り替えとか面倒やから大型二種で取ろう。
調べると近くに尼崎ドライブスクールがある。ここは普通から大型二種、フォークリフトや玉掛けまで何でもある。
幸い今の仕事はテレワークメイン。教習所まで車で大体20分。これなら仕事終わってから通える。お金に関してはちょっと尻込んだけど、この給付金ってものが大きい助けになった。
そんな感じで昨年12月に手続き→入校…のはずがコロナにかかってしまい、年明けの1月に入校がずれ込んだ。
教習所の出入口には謎の人形が。ビートたけしに似てるので、アマドラのたけしくんと呼ぶ事にした。
普通免許からいきなり大型二種への挑戦。運転するのは大型路線バスタイプ。もちろんマニュアル。1段階で初めて所内を運転した時、その大きさに呑まれてしまった。
ただ時間と共に大きさやマニュアルにも慣れて来て、運転が楽しくなってきた。バスと友達になれてきた。鋭角、S字、隘路と出来る事が増えて行くに連れて教習が楽しくなってきた。
2月後半には2段階に進み、一般道での教習が始まった。その頃には運転にも慣れて、教官と世間話も出来るようになった。18歳で免許取ってからほぼ20年ぶりの教習、改めて交通ルールや運転の勉強になった。
路上教習で感じた大型車の特性。死角が多いし、機動性も乏しい。赤信号に変わる直前で普通車がめっちゃ割り込んでくる。あれマジでやめた方がいい。普通車と違ってエアブレーキはワンテンポ効きが遅れるし、荷崩れや車内事故につながる。チャリやバイクも左は入らない方がいい。というか免許取って20年経ったら皆んな再教習してもいいんじゃないかって思う。
そんな感じで2段階の路上教習もクリアして、4月上旬に卒検に合格→教習所卒業。学科試験はオンライン予約が必要で、最短で取れたのが5月の中旬。それまでは教習所のサイトの模擬テストで毎日勉強。
そしていよいよ学科試験当日。
試験は一種の人達と同じ部屋。7-80人の大部屋に大型二種は僕ひとり…周りはほぼ全員学生。問題は二種用だったけどそんなに捻くれた問題はなかった。ただ受付→試験→合格発表→写真撮影→交付まで1日がかり…長い。
という事で1発合格。晴れて大型二種免許を取得!
この大型二種免許は自分にとっての自信だ。自分にだって何か出来る事はある。教習を進めて行くうちに出来る事が増える喜びや楽しみを味わった。他業種との関わりがあった事で視野が広がったのも大きかった。
いつかこの資格が役立つと信じて、これからも安全運転に努めていきます!