- ラピートの影に隠れた特急
大阪府下でも住みたいランキング上位には絶対に入って来ない大阪南部を走る南海本線。最近ではインバウンドでウハウハだった空港線も持ってる南海電車。その影に隠れたように和歌山市まで走る特急サザン。散髪の帰り、暇だったので和歌山市まで乗り通してみた。
立派な頭端式のなんば駅はまるで外国の駅のよう。正面から入って右手側が本線と空港線、左手側が高野線方面。
中々見れない12000系のサザンプレミアム。新しい電車が入っても直ぐには全て置き換わらないのが南海。個人的にはウルトラマン顔のプレミアムの方が好きだ。
8両編成のサザン。半分はこのような指定席、もう半分はロングシートの普通車がくっついてる。クッションも厚めでいい椅子。コンセント付き。指定席料金は距離に関係なく520円。長距離を乗る程お得なのだ。
シャープ製のプラズマクラスター空気清浄器もついてる。ボロの多い南海にしてはかなり頑張った車両。
8両編成のうち、和歌山寄りの4両が指定席、なんば寄りの4両は4扉ロングシートの自由席。自由席はタダンとも呼ばれている。
なんばを出発後、直ぐに今宮戎駅を通過。
新世界とあべのハルカス。
TENGA茶屋
大阪府のど下町を南下。看板に落書き。大阪南部の民度の低さが現れている。
かつては水質ワーストだった大和川
諏訪ノ森、浜寺公園と味のある駅舎のあった地域も、高架化工事が始まっている。
阪和線の東羽衣駅。数年前まで阪和線最後の103系が走っていた。
ずーっとこんな感じの住宅街を進む。
春木川
イレブンスリー、清原和博、セクハラした式守伊之助の地元岸和田、ろくなもんじゃねぇ!
貝塚辺りから畑が目立ち始める。
JRの空港線と高速と交差。
空港関係者が多く住む羽倉崎。車庫の奥に活躍を奪われたラピートが留置中。
汚い川の多い大阪南部。こちらもかつて水質ワーストを競い合ってた樫井川。
阪南市役所
尾崎過ぎたらもう田舎。大阪府最南部の府立高校、岬高校。
今年の春閉園したみさき公園。
孝子峠を越えたら和歌山市に入る。
紀勢線と合流したら
なんばから約1時間、和歌山市到着。
和歌山市駅は再開発で図書館とホテル、ちょっとした商業施設が建てられていた。
カンデオホテルが入居してた。
ロータリーはまだまだ工事中。
新しい駅ビルとは対照的に、道路の反対は今の和歌山を表してるかのような寂れ具合。和歌山市って何か寂しいのよね。
帰りは阪和線に乗るので、紀勢線で2駅先の和歌山駅に向かいました。105系が幅を利かせてた時代は終わり、新たに227系が和歌山の輸送の主役を担う。
大阪から南に行くに連れてどんどん寂れて行く和歌山方面。新しい列車に乗ってタイムスリップするかのような沿線風景を楽しんだ乗り鉄の旅でした。