今回予約したカテゴリーはコンパクトカー、コンパクトのレンタカーといえばデミオかスイフトだろうなと思っていたら、まさかのこいつ。
シルバーの色が営業車感を醸し出してる。。まあこれはこれで面白いかもしれない。良い意味で期待を裏切ってくれるクルマだと思っていた。
スマートアシスト付きという事で、グレードはX SAⅢの2WDと判明。1Lノンターボの実力は…すいません。オーナーの方はここから見ないで下さい。
走らない、曲がらない、止まらない…
はっきり言おう、RUBBISHであると。
明らかに長距離を移動するような北海道に向いてない1台。市街地の多い沖縄や離島なら向いてると言えよう。これ、1.2Lエンジンのソリオやスイフトだったら全く余裕が違っただろう。
足回りは思ったよりコシのある感じで、粘りを感じるけど、上屋が高いのでちょっとした段差でも車が振られる。シートのクッションは厚めで、そこで乗り心地を持たせてるような印象も受けた。
ハンドルの味付けは軽く曖昧で、真っ直ぐ走ってるつもりが少しづつ左右に流れ出す。着座ポジション高いためアクセルを踏み下ろす感じ。ギアをセレクトする時のシフトの節度感はなく、エンブレを使おうとDからSに1段落としたつもりが2段飛んでLまで入ったりしてしまう。
- 1L 直3DOHC 69PS 9.4kg•mのエンジンで1.1t弱の車体を引っ張るのは酷
酷いのはエンジン。ちょっと踏み込むだけで不快な3気筒NAエンジン音が容赦なく唸りを上げて侵入してくる。けたたましいエンジン音の割に加速は全く伸びない。高速の追い越しも目一杯アクセルを踏んでもダメ。あまりにも伸びないので、追い越し車線に出たものの後ろを走る車からの圧力に負け、走行車線をゆっくり走るのが賢明。減速の時のブレーキングも効きが悪く、きつめに踏んでようやく効き始めるくらい。
見てくれこのプラスチッキーな内装。ステッチ風の細工が悲しく見えてくる。最廉価グレードで、メーターもバックライトがつかないため、日中でも暗くて見づらくて危険。そのバックライトと針がオレンジ色なので、トンネルとか暗い所でぼやけて見える、これ三本和彦さんが指摘してたやつ。
褒めるとしたら後席の広さと、両側スライドドアの使い勝手の良さ位か。それを差し引いても走行性能のマイナスが上回る。
いや本当に走る、曲がる、止まるの基本が出来ていない。一体どんな思いでダイハツはこの車を作ったのか？トヨタを通じて売れればそれでいいのか？値段が安くて室内が広くて使い勝手だけ良ければそれでいいのか？私が絶対に買いたくない1台に認定。この車に普通車と同じ税金を払う価値が見出せない。
と言う事で、北海道を走るのであれば、レンタカー選びも重要と言う事を知りました。ちょっとお金出して大きめの車の方が楽しいしラクだよ。
